どうしてこうなった!?薬剤師も思わず吹いた医薬品のネーミングセンス
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ライター:RAY
近ごろネットでは薬のネーミングセンスが秀逸だと話題になっています。
なかでも「ジェネリック医薬品」と「小林製薬」はトップ2らしいです。
そのほか、病院で使うような薬の中にも
「これふざけてませんか?」と言いたくなるようなものもチラホラ。
今回は薬剤師も思わずツッコミを入れた
おもしろネーミングの医薬品特集です~。
メーカーの腕の見せどころ《ジェネリック医薬品・編》
みなさん「ジェネリック医薬品」って何のことだかわかりますか?
一般の方のために少し解説します。
【ジェネリック医薬品とは?】
新薬の特許期間が過ぎたもので、製薬会社が製造・販売する薬のこと。
つまり、レシピだけもらって作るようなものなので開発費がかかりません。
そのため、とっても安く手に入るメーカー直売の薬ということです。
効能や成分も全く問題はないので消費者としてはありがたいです。
このジェネリック医薬品ですが、メーカーがそれぞれ独自に名づけているので
非常にバラエティーに富んでいるんです。
分かりやすく元ネタをパクったものから、
効能をモジったダジャレ風なものまでいろいろ見つかりました。
① 新薬 「BUFFERIN(バファリン)」
ジェネリック「BALIFAX(バリファックス)」
ロゴもどことなく似ています。
② 新薬 「コーラック」
ジェネリック「サワラック」
こちらはパッケージからしてカブってますね。
そのほかにも
③ 新薬 「プリンペラン」(嘔吐を抑える薬)
ジェネリック「ペラプリン」
ビミョーな違いを出してきます。
④ 「ヨーデル」(下剤)
そのまんまです。
⑤ 「グッドミン」(睡眠薬)
おそらくグッドな睡眠、略してグッドミン!といったところでしょう。
薬剤師さんであってもつい
「パクリ感がすごくてインチキ臭い気がしてしまう」 なんて言いたくなってしまう破壊力。
それがジェネリック医薬品のネーミング合戦!
※ジェネリック医薬品はコピー商品などではないのでご安心下さい!
まさに大喜利状態《小林製薬・編》
小林製薬の独特のネーミングセンスには
ネット民に一部熱烈なファンがつくほど定評があります。
誰もが一度はツッコミを入れたことがあるのでは?
薬以外にもおもしろいものがたくさんあったので傾向別にしてみました。
『~ケア』系
- デリケア(デリケートエリアのかゆみに)
- ヒビケア(ひび割れの治療薬)
- サカムケア(さかむけの治療に)
- コムレケア(こむら返り治療薬)
- オシリア(肛門のかゆみに)
カタカナ+ケアだけで薬っぽくなるのが不思議です。
『行動そのまんま』系
- アンメルツヨコヨコ(肩こり用のぬり薬)
- トイレその後に
- のどぬ~るスプレー
- 髪の毛あつめてポイ
- すい取ってポイ!
- スマートフォンふきふき
パッケージとネーミングだけで使用方法がわかるところが好評だそうです。
『希望』系
- コリホグス(肩こり用の内服薬)
- 熱さまシート(貼って熱を冷ます冷却シート)
- お熱とろ~ね(それのこども版)
- 爪ピカッシュ(爪磨き)
- シルバーキラッシュ(シルバー磨き)
効能に対する希望にあふれています。
ネーミングへの心意気
小林製薬さんのネーミングセンスの根底には
「覚えやすい」「リズム感」「1秒でわかる」というモットーがあるそうです。
なるほど。
ファンがつくのも納得です。
薬剤師以外のみなさんも、今度ドラッグストアにいった時は
ネーミングにも注目してみてくださいね。