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日本と海外の薬剤師の違いとは? 海外の薬剤師事情を探る。

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海外イメージ

ライター:仮面巨人先輩

※2019年9月更新

「薬剤師 海外」などで検索をかけると、海外研修や求人のページが多くヒットします。
薬剤師として海外で働いてみたいという声も多く、日本人の海外の薬剤師への関心が高いことが感じられます。

チュー太
日本と海外では薬剤師業務に違いがあるのかな?

海外で薬剤師と言えば超エリート!?

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なぜ海外の薬剤師求人に人気があるのかと言うと、アメリカやヨーロッパなどでは
薬剤師は日本よりも進んでいて社会的な地位も高く、エリートのような存在と言われているからです。
その背景には仕事内容、範囲の違い、医療関係の制度の違いなど、様々な要因があります。

日本と海外で一体何が違うのか?アメリカの薬剤師を例に、海外の薬剤師事情をまとめました。
海外の薬剤師業務に興味のある方は是非ご覧ください。

アメリカの薬剤師の仕事

medicine薬局において処方箋に従って薬を準備したり、薬を混ぜて調剤したり、
患者への薬の説明といった基本的な業務はアメリカでも、もちろんあります。
日本とアメリカの最大の違いは、それらの基本的な仕事を「テクニシャン」と呼ばれる職業の方が請け負うことです。
正確には「ファーマシー・テクニシャン」(pharmacy technician)と呼び、
国家試験は無く、州が行うテストに合格することによって就職できます。
日本でいう「調剤助手」に近いものですが、調剤助手は法律で定められている正式な職業ではありません。

処方権を持つアメリカの薬剤師

調剤が薬剤師の仕事でないなら、海外の薬剤師はどんな仕事をしているのでしょうか。
ひとつは「処方監査」です。 医者から提出された処方箋が患者にとって最適なものであるかを監査し、
より良い処方ができるのであれば、それを医師に申告し、処方箋を変更してもらいます。
これはテクニシャンが行うことはできません。
薬剤師がこの業務に専念できるようになると、症状に対して効果の薄い薬剤が処方される可能性が大幅に減ります。
無駄な処方が無くなれば薬代も安くなり、患者にとっても良いことづくしです。

さらにはアメリカの薬剤師は処方権を持っているので、医師の代わりに処方箋を作成することもあり、
インフルエンザの予防接種をすることもあります。

“日本と米国の薬剤師の大きな違いは,米国の薬剤師には処方権があることである”

出典:薬剤師としての海外留学の意義 岩澤真紀子 Makiko IWASAWA 北里大学臨床薬学研究・教育センター臨床薬学(医薬品情報)講師

アメリカの薬剤師の処方権は「プロトコール型処方権」と言って、「定められた条件の下で薬剤師に処方権を委譲する」という意味です。

このことから、医師と同じくらいの権限や責任を持っていると言えます。

日本より専門性も難易度も高い

他にも患者に対しての服薬の指導やカウンセリングなど、薬剤師にしかできない仕事に専念できるようになっています。
日本の薬剤師よりも専門性が高く、かなりの知識を要するので薬剤師になるためのハードルは高いです。
そのため、収入も高い傾向にあります。新人の薬剤師でも年収1,000万円ほどであることが多いです。

アメリカの薬剤師の年収

出典:Pharmacists~アメリカにおける薬剤師の実態~ | 薬キャリPlus+

薬剤師の好待遇の背景にはアメリカの医療制度にあります。 アメリカには日本の国民健康保険のような制度が無く、
病院などの医療機関を利用するためには高額な医療保険費を支払う必要があります。
そのため薬局で薬を処方してもらって病気を治すケースが多いようです。
ドラッグストアの薬剤師が頼りにされている背景には、手軽に病院に行けない環境もあります。

メガネちゃん
セルフメディケーションがメインのアメリカでは薬剤師が医師のように頼りにされているんですね。

日本人が海外で薬剤師として活躍するためには?

チーム医療のイメージ

結論から言いますと、日本人がアメリカの薬剤師免許を取得するのは大変です。
州によって条件は異なりますが日本の薬学部を卒業後、アメリカの大学の薬学部に入学し、
FPGEEという外国人向けの薬学試験に合格する必要があり、TOEFLなどの得点も重要になります。
高い英語力と専門的な薬学の知識が必要になるのでハードルはかなり高いです。

しかし、最近は日本でも薬剤師の働き方に変化が起きつつあり、
海外のように薬剤師が本来の仕事に集中できるような環境の職場も増えていると聞きます。
チーム医療が重要視されるようになってから、医師と協力して仕事をする場面が多くなり
在宅医療においても薬剤師の役割は重要なものになっています。
薬学部も4年制から6年制になったことにより、多くの知識を得ることが可能になりました。
海外の良い所を取り入れ、日本の医療環境は日々進歩しています。
薬剤師の社会的地位が向上しつつある中、 薬剤師として理想の働き方をはじめるのは今がチャンスかもしれませんね。

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