ドラッグストア→病院
職種を変える悩み
「病院への転職は難しい」と言われていて、特に「ドラッグストアからの転職は無理なのでは」と思われる薬剤師さんもいらっしゃいますが、「病院」と言う枠で捉えれば、求人数はかなりあります。
病院には「慢性期病院」「急性期病院」「ケアミックス」の3つが有り「転職が難しい」とされている病院は「急性期病院」です。
「急性期病院」には、症状の移り変わりの多い、急性期疾患の患者さんが入院されているので「処方箋の内容・薬の種類」も日々変わっていきます。
その為、薬剤師としての専門性の高い知識が求められる、難しい仕事でもあります。
求人数もそれ程多くは無いので、殆どが「新卒の薬剤師」で埋められてしまう事もあり、中途での採用は稀です。
ただ「急性期病院」の場合、新しい症例や医薬品に触れる機会も多く、勉強になると言う意味で「やりがい」もある事から、新卒・中途の薬剤師共に、人気の高い病院と言えます。
一般的に求人が多いのは、比較的症状が安定している患者様が入院する「慢性期病院」ですので、病床数も100床前後の中小病院です。
毎日のお薬の処方はありますが、処方内容はあまり変わりませんので「急性期病院」のような忙しさも無く「若い人・やりがいを求める人」にとっては少々物足りないのかもしれません。
こうした「慢性期病院」に入院している患者様は長期療養の為、病院での生活を余儀なくされている方が殆どです。
その為「人と話すのが唯一の楽しみ」とおっしゃる患者様も多くいらっしゃいます。
「ドラッグストア」での勤務は、様々なお客様とのコミュニケーションが問われる現場ですので、患者様とのコミュニケーションを大切にしている「慢性期病院」への転職は「ドラッグストア」での勤務経験のある薬剤師さんには、向いている職場かもしれません。
「病院への転職は難しい」と思い込まず、まずは「登録支援サイト」等の「キャリアコンサルタント」に相談してみましょう。