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【30代男性 調剤薬局】 調剤過誤をしないためにはどうすれば良い?

体験談

薬剤師も人間ですので、調剤をしていると間違いをしてしまうこともあります。処方せんを見て調剤するのは当たり前のことなのですが、当たり前のことを徹底して行うのは意外と難しいものです。

過去の失敗から学ぶ

私は患者さんをお待たせしないようにと、処方せんを持たずに調剤してしまい、薬を間違えて渡してしまったことがあります。

患者さんのために、良かれと思って行ったことが、謝罪する結果になってしまい、非常に落胆しました。それ以降、どうすれば調剤過誤をなくすことができるかを日々考えて調剤しています。

過去に自分や周囲で起きた調剤過誤を振り返ってみると、どのようなケースで起きているのか、どのようなことに気をつければよいのかが明らかになってきます。

別物調剤とのぞき見調剤

調剤のやり方は、処方せんを見て行うことが基本になります。それ以外には、大きく分けて2つのやり方があります。

1つは、処方せん以外のものを見て調剤する「別物調剤」です。処方せん以外のものとは、例えば薬歴やお薬手帳、薬情、自分または誰かが書いたメモ用紙などがあります。

一方、レセコン画面やレセコン入力中の処方せんを後ろからのぞき見て、いくつか覚えて調剤室に戻り、すばやく取り揃える「のぞき見調剤」もあります。

時間の短縮ができるのでよくやってしまいがちですが、最も調剤過誤をする可能性の高いのが、こののぞき見調剤です。自分の記憶を頼りに調剤しているので、間違えてしまう確率も高くなります。

特に、ヘルプや派遣などで慣れない店舗で調剤をする場合は、過誤を起こしやすくなります。

鑑査に関しては、処方せんを見ただけではどの後発医薬品を調剤するかがわからないので、薬暦なども使いながら鑑査を行うようにしています。

別物調剤とのぞき見調剤のメリット

なぜ別物調剤やのぞき見調剤をするのか。ここを押さえておかないと、効果的な再発防止策を練ることができません。

そして何より、調剤過誤につなげないためには、ルールを守る、基本動作をきちんと行う、ということが大変重要なことだと思います。

別物調剤やのぞき見調剤を行うメリットとしては、

■少しでも早く取り掛かることで、患者さんの待ち時間を短縮できる
■医薬品名を特定して調剤できる(処方せんでは一般名処方が多く、記載通りに薬を取り揃えることができないため)
■処方医薬品数が多く、計量混合調剤が多いときなどに複数の薬剤師で調剤ができる

などがあります。

調剤過誤の対策は

メリットも大きいため、これらの方法をまったくなくすことは出来ませんが、ミスを犯さない体制をしっかり整えることで調剤過誤は防げると考えています。

私は特に以下の3点を徹底することで、調剤過誤をなくす努力をしています。

①ルールを明確にする
調剤、鑑査は必ず一度は処方せんを見て行うこと。薬暦、お薬手帳、薬情などで調剤を行った場合も、必ず最後は処方せんで確認する。

②ルールを周知徹底させる
特に管理者は逸脱せず、自分が模範となって他の薬剤師にも周知徹底を図る。

③患者さんをできるだけ待たせることのないよう、業務の効率化を図る
管理者は全体の流れを見て、常に調剤トレーが動いている状態を作るようにする。また、軟膏の混合や、錠剤の粉砕など、時間のかかるもので必要があれば機械化する。

調剤過誤は薬によっては命に関わる危険性があります。業務に慣れてしまい流れ作業で調剤をするのではなく、普段からミスをなくすよう高い意識を持って調剤を行うようにしましょう。

いろんな可能性をもっている薬剤師という仕事。いままで知らなかった分野にチャレンジしてもいいかもしれないメェ~。
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