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【30代男性 調剤薬局】 薬疹の副作用が出てしまった時の薬局と医師との連携

体験談

薬剤師として仕事をしていると、副作用の発現は必ず出会う道になります。特に薬疹は、ほとんど全ての薬に起こりうる副作用で、内服や注射だけでなく、点眼、点鼻液でも起こる可能性があります。

薬疹の診断と治療の精度を高めるには、医師の力量だけでなく、薬剤のプロフェッショナルである薬剤師の視点が不可欠になります。私も、薬疹の可能性があると初めて言われた時は、どうしたら良いかわからず、適切な対応が出来ませんでした。

ここでは、薬剤師がどのような情報から何を考え、医師と協力して薬疹にどのように対処するべきなのかをご紹介します。

薬疹が起きたら

ありふれているけれど、意外に難しい薬疹の診療。薬の服用でかゆみや発疹が見られたら、まず原因を特定する必要があります。

初めて服用した薬で、服用した途端に発疹が見られた場合などは、薬疹の可能性が非常に高いですが、たとえ薬疹が疑われる状況であっても、安易に決めつけることはできません。

他の病気の可能性もありますので、問診やカルテの情報、検査などを行って慎重に検討する必要があります。

疑われる薬の特定

薬疹の疑いが濃厚となったら、医師と薬剤師で情報共有をして、原因となった薬の特定を目指します。

医師からは今回の発疹がどういったものか、そして薬疹を疑った経緯などが薬剤師に伝えられます。他にも基礎疾患や既往歴、処方期間など必要な情報を教えてもらいます。

薬剤師からは、患者さんが主治医に申告していない情報として、他の医療機関で処方されている薬や、現在服用している市販薬、サプリメントなどがあれば情報共有します。

私は情報共有だけではなく、薬を特定するにあたって、その薬を疑う根拠や、薬を変更する場合のポイントまで医師と話し合うことを心がけています。

代替薬を挙げたり、用法・用量の変更や剤形の変更など、薬剤のプロとして、医師の手助けとなる提案ができれば、より信頼される薬剤師になることができると思います。

対応~フォローアップ

薬の特定がされたら、医師は速やかに服用を中止するように指示して、必要があれば薬疹に対する処置や、専門医への紹介などを行います。

薬剤師はというと、処置に関しては関わることはできませんが、まだやらなければいけないことがあります。

一つは、患者さんのフォローアップです。患者さんに電話、または来局時に状況を確認し、お薬手帳に今回の経緯や、薬疹が疑われた薬などを記入します。

そうすることで、もし別の病院で同じ薬が処方されるようなことがあっても、薬剤師が気づくことができます。また、ヒアリングした患者さんの情報を医師にフィードバックして、一連の連携は終了となります。

薬疹に限らず、副作用はどれだけ注意していても全く出ないということはありません。そんな時に、医師と連携して適切な対処をしていくことが、優秀な薬剤師になる一つのポイントだと思います。

いろんな可能性をもっている薬剤師という仕事。いままで知らなかった分野にチャレンジしてもいいかもしれないメェ~。
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