引き継ぎがスムーズにいかない
薬剤師の退職・入職の準備
「引き継ぎ」に関しては、それぞれの職場の状況によっても様々ですので、すべて「同じ」とは言い切れませんが「通常業務と引き継ぎ業務を並行して行う事」が当たり前です。
ですから、無理なく、余裕を持って引き継ぎをする為にも、退職日から逆算(有給消化分も考慮)して、十分時間を取れるようスケジュールを組むようにしましょう。
管理薬剤師などですと業務内容も多いですので、後任者もすぐには覚えられません。
出来れば、1~2週間ほど、一緒に動けるようスケジュールを立てておくことが望ましいと思いますが、職場によってもマニュアルが有るかもしれませんので、良く確認してから行いましょう。
まずは、退職の3日前には、全ての引継ぎが完了できるようスケジュールを組んでみる事が必要です。
薬局薬剤師の場合は、患者様の対応をしながらになりますので、スケジュール通りにはいかない事の方が当たり前です。
ですから引継ぎ業務を始める日よりも、それぞれの業務内容や、業務量を考慮した上で、退職日から逆算してスケジュールを立ててみる事がポイントです。
引き継ぎ方としては「文書で残す」と言う事です。
特に女性の場合多い事なのですが「口頭で引継ぎをする」と言う方が目立ちます。
しかしそれでは、覚える方も後で見直すことが出来ず、引継ぎの意味が無くなってしまいます。
必ず「文字で残す」事を心掛けましょう。
業務内容的には、はほぼどこの薬局も同じかと思われます。
実際引き継がなければならない事として「こんなことも」と言うような「ローカルな内容」の方が大切なのです。
店舗内のルールに合わせた「薬の出し方」や「患者様との接し方」「書類の整理」また門前薬局であれば、処方箋を書いてくださる医師の性格など、細かく、ローカルな内容を出来るだけ多く引き継いでおくことで、後任の薬剤師も、よりスムーズな業務に就くことが出来るのです。