残業
転職の理由で多いもの
薬剤師をしていて「こんなに働いているのにばからしくなった」と思う事はありませんか。
それは、勤務している職場の「待遇」や「労働条件」に満足していない証拠です。
勤務先によっては「中々薬剤師が定着しない」と言う所がありますが、その理由はこうした「待遇」や「労働条件」に大きく左右されている所があるのではないでしょうか。
薬剤師の転職理由として、最も多いものが「人間関係」次いで「収入」そして「待遇や労働条件」が挙げられています。
特に、不満を感じているのは「昇給」「給与」「残業代」と言った部分が大きいようです。
「人が定着しない」つまり「離職率が高い」と言う職場は、人の出入りが多い分、仕事が滞りがちになります。結果、現在勤務している薬剤師が穴埋めをする形になり、残業する事が多くなります。
更に、その残業に見合った分の「残業手当」があれば、不満も少しは解消されるのでしょうが、実際には「残業手当が低い」または「手当がつかない」と言った場合もあります。
薬剤師の職場、特に「調剤薬局」等は、少人数で対応している事もあり、離職者が出ればそれだけ自分に課せられる仕事の分量は増えてきます。
余計な仕事や雑務が増える事で、仕事の時間はどんどん長引いていく訳です。
また、ドラッグストア等ですと、開店している時間も長いため、勤務時間そのものが長い上に、棚卸や、ディスプレイの模様替え等で、残業が必ず入ってきます。
そう言った場合、規定内であれば納得も行くのですが、実際は大幅に残業が増えているので、段々ストレスとなり、退職へ至ると言うケースは、とても多いようです。
退職理由として「残業時間」の問題をストレートに話してよいかどうか悩む方もいらっしゃるでしょうが、今後その職場で、職場環境を改善して頂く為にも、ソフトに遠回しでも良いので話しておくことも大切です。