普通自動車免許
資格
最近の学生さんの中には、「必要が無いので、普通自動車免許は取得していません」と言う話を耳にします。
確かに、都市部に居住している場合は、殆ど必要ないかもしれません。
地下鉄や、電車、バスなどの公共の交通機関を利用した方が、移動に便利な場合もあります。
しかし、実際はどの求人情報を見ても、最低限必要な資格として「普通自動車免許」と記載されています。
これは、薬剤師に関しても同じです。
「身分証明書」として便利なのはもちろんですが、そればかりではありません。
いざ、就職活動をした場合、勤務地を都市部に限定して探すのはきわめて困難です。
特に薬剤師を始め、医療従事者が必要とされているのは、基本的には公共の交通機関もままならないような地方や、農村部での求人が多くなっているからです。
また、薬剤師関係の職種で「MR・CRA・営業職・生理検査会社の回収業務」等、車の運転を必要とする職種はたくさんあります。
在宅医療等も、医師や看護師・介護士の他に薬剤師も必要とされている場合、やはり車の運転が必要とされます。
「原付免許があるから大丈夫」と思っている方も、やはり「普通自動車免許証」を取得していた方が、就職・転職には天と地ほどの大きな差が出てきます。
薬剤師として、仕事を探している場合、または、それに準ずる仕事に就きたい場合、少しでも選択肢を広げておきたいのであれば、時間の自由がきく学生時代に取得しておくことをお勧めします。
薬剤師を始め、医療従事者は、とにかく時間の余裕はありません。
自動車免許の取得には時間が掛かる物です。
「普通自動車免許」を取得する事で、社会人にとって、最低限必要な交通ルールやマナーもきちんと覚えられます。
時間に余裕がある内に、取得できる資格は出来るだけ多く取得しておくことが賢明です。