薬学の知識や技術だけではない!薬剤師に向いている人の特徴
これから薬剤師を目指す方へ
正確な処方を出す「几帳面さ」が重要
薬剤師が薬を処方する際には「精密さ」及び「責任感」が必要とされます。 大切なのは、たくさんの処方箋を素早く処理しながら、順番通りに薬の処方をして、患者様を待たせない事です。
しかし、薬局内には「飲み薬・塗り薬」等、約1000種類の薬剤が保管されていますので、 患者様をお待たせしない為にも、それぞれの保管場所を覚え、薬の「有効期限・賞味期限」等も素早く確認する事が必要です。
また、薬剤師の務めは「正確・安全」に薬を調剤する事です。 医師の処方せん通りに調剤する事は勿論、万一飲み合わせが悪い等の疑問が生じれば、医師に疑義照会をする必要もあります。その上で、薬剤を丁寧に計測し、誤差の無い正確な処方が求められるのです。
万一薬剤の量に誤差が生じれば、患者様の命を左右する重大なミスへと繋がっていきますので、薬剤師は「几帳面さ」がとても大切な要素となるのです。
薬の効能や調合についての勉強が不可欠
薬剤師は理系の専門職です。 「化学」や様々な「理系の学問」と向き合いながら、薬の効能や調合について理解を深め、常に勉強する必要がある為「化学が好きでは無い」と言う方は、薬剤師として不向きと言えるでしょう。
患者とのコミュニケーション能力も必要
最後に薬剤師の仕事は、様々な状態・状況・性格の患者様に対応しなくてはならない事から、ある意味接客業とも言われています。患者様に対して、的確な服薬指導に必要とされる正確な薬の情報提供、及び副作用を説明することも大切な仕事です。
医療知識を持たない「患者様」特に「高齢の患者様」へ、正しく、判りやすく説明して差し上げる為にもコミュニケーション能力が重要なのです。
以上の事がもし苦手だとしても「薬剤師としてやりがいがあるかどうか」が一番必要であり、これさえあれば、これらの能力を身に付ける事も可能となります。